月夜にワイン

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9/21(金)バローロナイトinイルコッチュートさん。

その日はまるで、イタリア・ピエモンテ州の地元のレストランで夕食を食べているような、そんな気分でした。
本だけでしか知らなかったピエモンテの郷土料理、にぎやかなおしゃべりと、聞こえてくるイタリア語。
すべての空気が心地よく重なったドージオワイン会!ぜひご覧ください~~~(*'ω'*)

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9月21日(金)
イタリア・ピエモンテ州のワイナリー”ドージオ・ヴィニェーティ”から、オーナーのマッシモさんが三島にやってきました。
マッシモさんにとって初めての日本、初めての三島(そりゃそうかw)!なんて光栄なことでしょ♡


三島にようこそ!
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ドージオ社は、1974年に設立。今回来日したオーナのマッシモさんは、2010年に経営を引き継ぎました。
畑はバローロ地区ラ・モッラに位置し、ワイナリー周辺に10haと少し離れたフォッサーティのエリアにも1ha所有しています。
エリアの違う畑を持つことで、味わいを補完し合えることも可能になります。

年間生産量は55,000~65,000本で、正社員はなんとマッシモさんいれて4人!
そのうち一人はワイナリーを掃除するお姉さんだそうで、めっちゃきれいにしてくれるんやで~と言ってました。
私も雇ってほしい('_')・・・。めっちゃがんばる。きれいにする。

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三島大社へお参りして、三島を散策。途中でカモの写真をたくさん撮ってました。カモ好きなのかな。
そして夜は、イルコッチュートさんでワイン会です!
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実は今回のドージオの三島訪問は、イルコッチュートさんのけんさんとの縁がつないでくださったもの。
今年5月にけんさんが研修でピエモンテのドージオ社を訪問したことがきっかけでした。
イルコッチュートさんが近づくにつれ、笑顔が増えるマッシモさん。
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けんさんと再会!緊張が少し解けたように、リラックスした表情のマッシモさん。
そしていよいよディナー会がはじまります。
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料理に合わせて登場するワインたち1本1本をマッシモさんが説明していきます。
時には地図を使いながら、
・バローロというワインはどういうワインなのか
・イタリアのどこで造られ、どのような特徴があるのか
などを詳しく説明してくださり、まるで畑に立っているようなそんな気持ちになりました。

ドージオ社が畑をもつエリアは、標高400m以上と同地区の中でも高い位置にあります。
暑い年でもほかのバローロエリアよりも平均気温が低く、暑さの影響を受けにくいというテロワールの恩恵を受けています。
畑違い、標高違い、熟成年数違いなど、飲み比べることで「バローロ」とひとくくりにできない味わいの奥行きが見えてきます。
まだまだ熟成の可能性を感じさせるポテンシャルの高さもあり、葡萄栽培や醸造に手間をかけていることがうかがい知れました。

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ワインに合わせて出されるのは、ピエモンテの郷土料理たち。
卵を多く使用し、どしっとした味わいがワインととてもよく合います。
ワインの本の中でしか見聞きしたことのなかった料理が次々に登場し、とっても楽しい!
こういうペアリングが楽しめるのは、ワイン会の何よりの醍醐味ですね(*'ω'*)
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ワインのささやきを聞いているのは、ドージオ社のワインを輸入しているパシフィック洋行の小林さん。
通訳もしてくださって、独特(?)のユーモアあふれる話し方もおもしろかったです。勉強になりましたφ(..)メモメモ

バローロは「ワインの王」と称えられるように、軽い味わいではないし、お値段もお安いものではありません。
じゃあどんなお料理と合わせようか?と考えたとき、私は「やっぱり高級なお肉!!!」と考えてしまいます。
しかし今回、けんさんが用意したのは馬肉やタヤリンなどのピエモンテの郷土料理たち。
それらが高級でない、という意味ではなく、郷土料理と合わせたことにとても意味があると改めて思いました。
”本当のピエモンテ”が感じられたからです。

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食事をいただきながら隣に座っていたマッシモが言いました。
「ピエモンテで食べる料理と、ピエモンテで飲むワインと、全部がここにあるね。」と。

ワイナリーを訪問したけんさん。
そして今度は三島にやってきてくれたマッシモさん。
その2人が見てきたピエモンテが、今度は三島で新しい物語として広がって、みんなの心に思い出として残る。
いいなぁ、こういうつながりは。

いつもお世話になっているパシフィック洋行のまるちゃんが今回の声掛けをしてくださって、
1本のワインを通してつながるいろんな思いたち。

とても楽しく、おいしく、しみじみといい時間でした!
関わってくださったみなさま、ありがとうございました。


〔おいしい料理〕
イルコッチュートさま
三島市泉町14-10

〔おいしいワイン〕
ドージオ ヴィニェーティさま
パシフィック洋行(輸入会社)さま


by wineID | 2018-10-01 18:33 | イベント