2026年3月20日 春分。
昼と夜の長さが等しくなる、
一年にたった一度だけの特別なこの日を境に、
日差しはどんどん長くなってきます。
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春分の頃、葡萄畑では樹が冬の眠りから目覚め、
新芽が顔を出し始めます。
収穫・醸造に向かうワインの1年の始まりです。
海の中では「春にごり」と呼ばれる現象が起こり、
海の中の生態系が一気に豊かになっていきます。
大地も、海も、生命がいっせいに動き出すこの日、
「海藻」と「ワイン」をテーマにしたワイン会を開催しました。
会場は大社町にある6curryさんです。
海藻について話してくれたのは、
シーベジタブル西伊豆拠点で活躍する伊東茉由さん。
海藻は日本の伝統食でありながら、
水温上昇による生態系の変化などを理由に「藻場」が減りつつある現状。
「磯焼け」と呼ばれる現象に向き合い、
海の生態系、
伊東さんの、もはや「海藻の申し子」ともいえる海藻愛はすさまじく、
その愛に引っ張られるように、
参加者の皆さんからも海藻への質問が止まらず····!
アフタートークも含めるとなんと4時間もの間、
海藻愛を語ってくださいました。
まさか海藻で4時間いけるとは!(笑)
イベントでは、シーベジタブルさんが扱う海藻を鈴木七波さんが調理。
新しい海藻を使った料理の可能性と美味しさを、
たっぷりと味わう時間となりました。
昨年につづき2回目のコラボとなった、
鈴木七波さんとのペアリング会。
春からは島根県海士町に引っ越し、料理修行の1年を送る七波さん。
「食べることが大好き」な彼女のやさしいエネルギーと、
「海藻大好き」な伊東さんのパッションが、
その場を包み込んでいたように思います。
誰かの大好きを浴びれるって、ほんとうに幸せなことです。
七波さんが用意してくれた海藻料理に合わせて、
デザートワインを含めて5種類のワインと1種類の日本酒をご用意しました。
その中心は「海」にまつわるワイン。
石灰質の土壌や潮風の記憶を感じるワインと海藻という、
今までに経験のないペアリングは、私にとっても新感覚の体験でした。
ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。
大地が目覚め、海が動き出すこの季節に、
こんなにも豊かな時間を共に過ごせたこと。
またいつか、
誰かの「大好き」が溢れ出す食卓で、
ご一緒できますように。
また会うその日まで、
それぞれの春を味わっていきましょう!