月夜にワイン

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イタリアワインの試飲会へ

三島駅で得意先のソムリエ君と待ち合わせ。
独特の雰囲気を持つ彼の話は内容が幅広く、
青山の会場に着くまで興味深い話しが続く。

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本日は60本・・・・・

提供温度や飲み頃などの意見を交わしながら進めていく。
猛暑だった2003年のワインが多く並ぶ
そのため濃くてパワフルなタイプが続き、口がかなり疲れました。
しかも最後の方になると酸味が歯ぐきに沁みて痛いし・・・・

勿論飲んではいないけど、息はかなり酒臭く歯は汚れ、どことなく眠た気な目つき・・・・
この状態で電車に乗るのがイヤなのよね~ まっ昼間だし。

「飲んでませんから! 仕事なんだから!! どこ見てんのよ!!!」と一人心で叫ぶ!




帰りは一人だったので電車の中は読書。

久しぶりの“よしもとばなな”

大好きな作家さんなのに去年出版された“海のふた”はチェックしていなかった。
娘が偶然図書館で借りてきていた。

いきなり歌詞が書いてあるのだが、この作詞者が私と同じ名前だった。
「なにか運命っぽい!」などと思いながら読み進めていくと

わけもわからず泣けてしまい、山手線に揺られながら涙が止まらなくなってしまった。
きっと隣の席のおばさまは、ぐすんぐすんしている酒臭い女にビビっていただろう・・・・・

主人公の二人が話す言葉は、今日の私にはとてもありがたいものばかりで
全てを知っている親友が伝えるような・・・・・そう!こんな言葉を待っていたんだなーって・・・

まるで私までこの作品に登場しているかのような錯覚は
きっと土肥の話だから・・・

海を臨む松林や、夕日を見に行く岬、観光客を運んでいた廃止になったフェリー
昔に比べ寂しくなってしまった街のことが書かれている。

昨年、一昨年と遊びに行った土肥の町だから、シチュエーションが映画のように浮かぶ。
風景だけでなく、潮風の塩っぽいにおいとか海水浴場の焼きイカのにおい
海の家に重ねてある貸し浮き輪の色あいや大きな花時計の手入れの良さが
リアルに感じられる。

なによりも夕日の事が何度も書かれていて嬉しい
西伊豆の夕日は言葉をなくすほど美しく、宇久須や戸田で見た夕日も感動的だった。
また見に行きたくなっちゃったな・・・・・・


こんなに泣ける本は初めて。
今の私にこの本をめぐり合わせてくれた偶然に感謝のひとこと。
きっと偶然ではないと信じている・・・・・・
by wineid | 2005-01-19 01:37 | ワイン