月夜にワイン

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【前編】ロンバルディアナイト in イル・ボルゴ!

3月14日(水)ホワイトデーのこの日、
イタリア・ロンバルディア州より3名のイタリア人ゲストをお迎えしました!!
ワイン会の会場となったのは、富士市・IL BORGOさん。
後藤シェフとのはじめてのワイン会・・・とてもとても楽しみにしていた日がやってきました(^o^)

生産者さんが来てくれるたびに
「こんなに遠くまで来てくれてありがとう!」という気持ちがあふれます。
ため息が出るような長い月日の積み重ねが、
ワインという形を通して現代まで受け継がれるイタリア。
そのワインを口にするだけで、私たちは国境も時空も超えてどこまで旅をすることができます。
決して派手な暮らしではない。淡々と、次の世代に変わらぬものを受け継いでいる人たち。
その営みの美しさに酔いしれた、とても素晴らしくとても幸せな夜でした!

17:00頃、3名のゲストが富士駅に到着!
この日は天気がとてもよく、大迫力の富士山を見ることができました。
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カメラの先にはマウントフジ。

富士山を眺めながら、今夜の舞台、イルボルゴさんへ向かいます!
イルボルゴさんは今年でオープン4周年。
素朴な味わいの中にある忘れられない美味しさ、料理とお客様、仕事に対する後藤さんの誠実な姿勢に、
お店を訪れるたびに多くの学びをいただいています。

さあ、宴のはじまりです!みんなでカンパイ!
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ワインを楽しみながら、いま飲んでいるワインがどんな場所から来ているのかお話しします。
まず登場したのは、ルカ・マッツォレーニさん。彼だけ、生産者さんではありません。
ワインジャーナリストとしての活動や、各国にイタリアワインを紹介したり、
”ヴェロネッリ”という屈指のイタリアワインガイドの評論家も務めていたワインの専門家。
ルカさんがロンバルディア州についての概要を説明し、
想像もできなかった遠い場所の輪郭が、はっきりと見えてきました。

北イタリア・ロンバルディア州は、ファッションとデザインの街ミラノを有する有力な工業産地。
面積の35%が山で、その地形を利用した山間部での葡萄栽培もこの土地のワインを特徴づけています。
そんなロンバルディア州には、フランチャコルタDOCGやオルトレポー・パヴェーゼDOCGなど、
素晴らしいワインが産出されるエリアが点在しています。

2人目のゲスト、二コラさんはヴァルテリーナDOCGにワイナリーを構えるノビリ社のオーナー兼醸造家です。
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左に立つのがルカさん、右に立つのが二コラさん。

北イタリアの男性を象徴するような、寡黙な人柄の二コラさん。
しかし、畑の話やワインの話がはじまると、慎重に言葉を選びながら想いを伝えてくれました。
ノビリ家の歴史は1591年に遡るほど古いもの。ヴァルテリーナの中でも最も古くから存在する生産者です。
古い葡萄畑と伝統的な醸造方法(発酵には自然酵母、発酵樽は伝統的なスロヴェニア大樽と栗の大樽を使用する)を厳格に継承しています。

「先祖がつないできたこの暮らしを守り、次の世代に引き継ぐことが自分の使命。」

と話す時の真剣なまなざしが忘れられません。
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特徴的な棚畑と、ブドウを収穫する風景

ヴァルテリーナDOCは、東西を走るアッダ川の日当たりの良い南斜面に広がり、
人の手によってアッダ川河口から土を運び、棚畑が造られました。
その総面積は1000haにもおよび、数百年前の祖先たちによって形成されたといわれます。
冬は厳しい寒さが訪れ、夏にはサボテンが生息できるほど気温が上昇するこの土地で生きるために、
先人たちの工夫と努力が今でも息づいています。
この土地の気候はキアヴェンナスカ(ネッビオーロ種)と非常に相性がよい産地。
近年の研究では、ピエモンテ州よりも古くからネッビオーロ種の歴史があることが分かっています。

ヴァルテリーナでの1ヘクタールあたりの一年間の農作業時間は1000~1200時間。
バローロやキャンティは300-400時間、チリでは50-100時間だというのですから、この地の過酷さがわかります。

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今日登場したワインも、もちろんすべてキアヴェンナスカ(ネッビオーロ種)100%
■「インフェルノ」 ヴァルテリーナ・スペリオーレ
■「サッセッラ」 ヴァルテリーナ・スペリオーレ
キアヴェンナスカ(ネッビオーロ種)100%から造られています。
「インフェルノ(地獄)」や「サッセッラ(岩)」は、DOC内のサブゾーンにつけられた名前。
それぞれのエリアから造られる葡萄であることを表し、味わいも全く異なります。

そして最後に登場したのは、
■イル・モンテスカレ スフォルツァート・ディ・ヴァルテリーナ です。
ここまで飲んできたワインもとても美味しかったのに、これまで登場したワインと一線を画す味わいに驚き。。。。
凝縮感と滑らかな口当たり、きめ細やかなタンニンが心をつかんで離しません。
スフォルツァートは、樹齢70年を超える良いブドウを選りすぐり、
そのブドウを陰干しすることによって糖度を上げる技術です。
陰干しによってネッビオーロの旨みを最大限に引き出し、官能的な味わいをもたらしています。

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ワインに合わせてテンポよく登場するのは、ヴァルテリーナの郷土料理。
そば粉を使ったパスタに、チーズをフリットしたシアットなど。
腹持ちのよい料理は、寒い山間の地域ならでは。
濃厚で塩分もしっかりついており、ワインとの相乗効果で現地を旅しているようでした(*'ω'*)
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シアットを食べた瞬間に、一気に緊張がほどけた様子の二コラさん。
「日本でロンバルディアだー!!!」と、食べてるところを写真に撮ってくれとせがむ様子(笑)



書き始めたら長くなってしまいました(汗)
後編に続く!



◆営業時間◆

OPEN 10:00~19:00
      (但し、日曜・祝日は17:00まで)
定休日 水曜日


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by wineID | 2018-03-21 00:47 | イベント