2019年 03月 30日
<南アフリカワイン旅行記>南アの文化-そのほかいろいろ-
南アフリカのことを考えると、なんだか思い出しちゃうイーグルスのホテル・カリフォルニア。
レストランやワイナリーや、いろんなところで何度もかかっていて、
私にとって、南アフリカといえばホテル・カリフォルニアです。
(もしよかったら、今回は聞きながら読んでみてください。)
えええ、ドラムが歌うの???!!!(&前奏が長い)
脱線しました。あまりにびっくりしちゃって。
ここのところワインにあまり関係のない南アフリカの文化を書いていますが、このへんでまとめ。
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この日はステレンボッシュから200km以上離れたところにあるワイナリーにお出かけ。
見渡す限りの直線道路。
南アフリカは都市部を離れるとこんな広大な景色がどかんとあり、その真中を道路が走っています。
時には100kmほどの直線道路もあるんだとか!
最初は物珍しく見ていたけれど、30分も走ればすぐ飽きます。
こう、延々と続く道を走っていると途中サボテンが現れたり、山火事後の煙臭い山間の道も。
なんだかホテル・カリフォルニアの歌を聞きたくなるのがちょっとわかる気がする。
孤独に一人で運転してるとなおさら。先の見えない真っ直ぐな道には、哀しげな曲がよく似合う。
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だけど雄大な景色は圧倒的。いろんなところで、様々な種類の鳥や動物に出会ったのにも驚いたなぁ。
見たことない花などの植物にもたくさん出会い、そのたびに驚いたり触ってみたり。
そんなに海外旅行してきたわけじゃないけれど、
これまで行ったどこの国とも違う、ここは「アフリカ大陸なのだ」と思わせる自然たち。
写真だとどうやっても”すごさ”を伝えられないのがもどかしい。。。
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Proteaは南アフリカの国の花。生命力あふれるその姿は、まさにこの国を象徴するような力強さがあります。
1枚目はワイナリーの庭先で見つけたProtea。2枚めは花が開いているProtea。
ぼーっとしてると食べられちゃいそう。
また、南アフリカは”FYNBOS(フィンボス)”という自然の灌木植生地域で、膝より低い背丈の様々な植物が生えています。
山道に広がる一面のFYNBOS。
乾燥した山間部では度々大規模な山火事が発生するのですが、このFYNBOSたちは高温環境下で発芽する特性を持ちます。
多肉植物の宝庫でもある南アフリカ。
お花屋さんで見かけるようなちょっと不思議な植物たちも、ここでは違和感なく自然に溶け込んでいます。
出かける先々で出会う風景は全く飽きが来ず、自然がもつ完全な美しさに魅了されました。
「人が作る美しさは、すべて自然の中にすでに在るんだなぁ。人間はもっと謙虚に生きねばなぁ。」とぽつり。
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自然が豊かにあるということは、自然の恩恵をよりダイレクトに感じるということ。
近年は大干ばつの影響で各地のダムが枯渇。都市部では人口増加が著しく、水の供給が追いついていません。
水不足は大問題。
ホテルでは水場に張り紙が。
富裕層と貧困層で、水をめぐる格差も生まれているといいます。
ワイナリーでは水を大量に使用します。再利用しているとはいえ、なかなか胸が痛みます。
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涼しい日もあるとはいえど、日中の暑さはイメージ通り。
写真はとある休日にみんなで出かけた、近所のワイナリー併設レストラン。
とてもリラックスムード。こういう昼飲みの時にはロゼが人気!
南フランスもそうだったけど、暑い地域ではロゼを好んで飲む人がたくさんいる気がする!
そして南アフリカでは、白ワインやロゼを頼むと氷が一緒にサーブされるから驚き。
「とにかくリラックス!とにかく冷え続けていることが大事。それだけ!」と、
がっつり氷を入れて飲むひとたち。もちろん全員じゃないよ。
ソフトドリンクなら、コーラ好きが多かったなぁ。
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ケープタウンにある美しい海岸、キャンプス・ベイ。
氷入りロゼワインの魅力に気がついた場所。
暑い日差しの中では、とにかく冷え続けていることが大切!!!笑
「地元のひとたちは何を飲むの?」と聞いたら、
最近はいろんなワイナリーがクラフトジンを作っているからジントニックも人気だし、
もちろんビール、あとコーラをラムで割ったもの(甘い)、
イギリスからいろんな種類のトニックが輸入されていてトニックを飲む人も多いみたい。
写真はいちごとライムのサイダー?ビール?女子たちがよく頼んでいたお酒。
やっぱり甘いんだけど、いちごの香りがほんのりしてて、昼下がりにちょうどいい(^o^)
ワイナリーでの作業後に、暑い日差しの中で飲むコレ↑にはまっていました。
その土地のお酒を知ると、旅慣れた気分になって楽しくなっちゃう!
久しぶりに飲んだコーラは美味しかったぁ!
by wineID
| 2019-03-30 19:27
| 南アフリカワイン旅行記