<有料試飲レビュー>TOUT_2018 / La Ferme Yodaken

長野県 La Ferme Yodaken から、TOUT_2018です。
la Ferme Yodaken 初リリースワインがルカワインにやってきました。
おめでとうございます~~♪♪
La Ferme Yodaken ワイナリー情報
10年ほど前、山梨のとあるワイナリーの収穫作業に伺ったとき、そのワイナリーで研修していたのが依田さんでした。
その後しばらく連絡をとりあうことはなかったのですが、ひょうんなことからご縁が繋がり、
こうして依田さんのファーストリリースワインをご紹介することができました!ありがとうございます(^^)
あの時から今日まで、夢に向かって地道に努力されてきたのだなぁ・・・と、干渉にひたってしまうお年頃です。笑
昨年夏には、依田さんが育てた生食用葡萄を購入させていただきました。届いた箱の中から現れたキラキラの葡萄たち。
その美味しさは去年食べた葡萄の中でナンバーワン!(ワインへの期待値も高まっていました。)
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葡萄栽培の主産地は依田さんの地元である千曲市倉科地区。
長野盆地(善光寺平)の南端にあり、標高400m前後と長野県内で最も温暖な地域だそうです。
年間降水量も900mm程度と本州で最も雨の少ない地区のひとつ。
扇状地の斜面に位置し、ガラ地と呼ばれる耕運機が走れないほど石ガラだらけで水はけのよい土壌です。(依田さんの資料より。)
有機栽培や自然農法は目的ではなく手段と捉え「自分が飲みたくて、人にも飲んでほしいと思えるワインづくり」が基準。
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醸造は今回はナゴミ・ヴィンヤーズさん(長野県東御市)での委託醸造ですが、
経験を重ね、5年後自社ワイナリー設立を目指しています。楽しみ!
酵母添加なし無濾過にて醸造しています。
試飲レビューです。
La Ferme Yodaken /TOUT_2018
キーワード:「門出にふさわしい、春満開のワイン!」
黄色の蝋キャップがそそります。開けたてはツンと鼻につく酸があり、スワリングすると徐々に穏やかになります。
軽く煮詰めたイチゴを思わせるかわいらしい香りが前面に感じ、チャーミング!
ハーブ、白コショウ、レッドチェリーの香りもあり、色の淡さと相まって「春」が口の中に広がります。
開けたては浮いたアルコール感が気になり、「これは本当に11%?」と思いました。
(依田さんも「剥離しているように感じる浮いたアルコール感だけ気がかりです。」とコメントしていました)
が、しかし、開けたてで判断してはもったいない!!
抜栓から4日目にはこの「浮き感」はなくなり、とても良いバランスで味わいがまとまっていました。
SO2無添加にも関わらず、4日目でもマメを始めとするネガティヴな要素が感じられませんでした。
むしろ酸がとれてまろやかになったので、このくらいが私は好みです。
これにはたまげたー!!!
葡萄の品質と醸造の技術が絶妙に交差して生まれる味わいに、キュンとします(*´∀`*)
香りの印象そのままに、軽快な口当たり。
後味の苦味に、わらびやふきのとうを思わせる春のイメージが湧きます。
食事とのペアリングを考えても春。
香り、味わい、色合い、ペアリング・・・・。
まさに春満開のワインは、まるで依田さんの門出を祝福するような幸せがつまった味わいです!
そして、委託醸造なのにこの価格でワインを出すのは大変だったと思います。
でもだからこそ、依田さんのワインを気軽に手に取れたのは嬉しいかぎりです。
そんなとこも含めて、依田さんありがとうございましたー!
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ご一読くださりあちがとうございます。
来週はなんの試飲にしようかな〜
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