月夜にワイン

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5/18 令和最初のワイン会開催しました*

気軽に飲みたいワインを飲もう!をコンセプトに、不定期に開催しているルカワイン主催のワイン会”le petit poisson”。
5/18(土)、ターブルドクドウ さまにて開催いたしました。
毎回テーマを決めていて、今回のテーマは「ペトリュスを飲む」でした。
ずっと寝かせていた87年のものを「ちょっと飲んでみたいよね・・・」という気持ちで決めたテーマです。
なのでいつもより少し高めの会費となりましたが、計10名で行いました。

いつもは店内で行っているのですが、今回はクドウさんのお食事と一緒に楽しみました。
(さすがに店内で飲むワインではないですよね。笑)
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ワインのラインナップはこちら。

1.アンティカ・フラッタ(イタリア)/フランチャコルタ ロゼ2008(マグナム)
2.ローレンス・ファミリー・ワインズ(南アフリカ)/リンディ・カリアン22017
3.シャトー・ペトリュス(フランス)/ペトリュス1987
4. ドメーヌ・ド・シャソルネイ / ニュイ・サン・ジョルジュ 1er クリュ 2006
5. ヴィニヤード・デ・ルカ / VDN バニュルス

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白ワインとして選んだのは、南アフリカワイン。
ローレンス・ファミリー・ワインズのリンディカリアンです。
様々な品種のブレンドによるワインという点と、作り手が若いということ、そして味わいに感じられる躍動感・・・・
わたしが感じる「多様性あふれる南アフリカ」がギュッと詰まった大好きな1本です。
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エチケットに描かれているのは奥さまのスケッチ。
見た目の印象を裏切らない味わいも好きで、このワインにしよう!と決めるのに時間はかかりませんでした。
白に合わせて一緒にいただいたエビがとてもよく合っていて、嬉しかったなぁ。
(ペトリュスを飲んだ後にこのワインに戻ってもしっかり美味しかった!すごくないですか!)

リンディカリアンがきれいな序章となり、次に続くペトリュスへ幸せなバトンパス。
ペトリュスを飲むのは初めて。オールドヴィンテージを抜栓するのも初めて。どきどき。
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開けて驚いたのは、コルクの長さと密度の高さ。こんなコルク初めて見ました。
長期熟成を考えて作られた緻密な計算がこんなところにも。
リコルクしていないのに、30年経ってもこのような良好な状態に驚きました。
(ボロボロになって開けるのに苦労するのを想像していたのです。)
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そして今日の主役、ペトリュス1987年の登場です。
30年以上経っても、未だに「若々しさ」を感じさせる酸味が味わいをしっかり支えています。
パワフルさよりも、上品さ。そして、永遠に続くような長い余韻と、口の中にとどまり続ける華やかな香り。

パーカーポイントが決して高くなかった87年。
しかし、評価とは一体何なのだろうと、様々な思いがめぐる味わいを堪能しました。
瞬発力も大事だけれど、答えを急ぐと大切なことを見失うのは、ワインにこそ言えること。試されているのは、私たちの寛容さ。

裏切らない安定感、王道の品格、ペトリュスという存在。
なんだか、言葉で味わいを表現するのがとても無粋に思えてしまいます。。。

わたしが生まれる前に作られたこのワインが届けてくれるのは、その美味しさだけではありませんでした。
その当時に思いを馳せる私たち一人ひとりの気持ちも入っているようで、ぐっときます。

SNSの流行で、見た目が重視されるようになった昨今。
中身が伴わなくてもモノが売れるようになった時代に、何かを守り抜くことの価値に美しさを感じられる自分でありたいと思いました。

ワインを囲み、温かな人たちの和の中で過ごす時間は何にも代えがたい豊かな時間ですね。
まだまだまだまだ知らないことだらけのワインの世界。
その深淵を垣間見て、少し足がすくみつつ、ワインを仕事にすることの重大さを感じた日でした。

素晴らしいひとときをご一緒してくださった皆様、本当にありがとうございました。
またやりましょうね!


「時を売る仕事」って、なんだかいい響き。




by wineID | 2019-05-19 16:46 | プティ・ポワソン