月夜にワイン

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儚いからこそ。

「不安を誰かの言葉で解消するのはよくないわ。その不安と戦わないと。」
朝ドラの中で、主人公なつがお世話になっている仕事先の女主人(マダム)の言葉。
ぼーっと見ていたけれど、この言葉がとても気に入って手帳にメモしました。
今週はこの言葉に助けられた気がします。

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昨日は東京に行って、いくつかの試飲会場をまわってきました。
平日なのにどの時間帯の電車に乗っても満員なので、人口が多いな~と感心します。
(あれ、東京の大学通ってましたよね?)

試飲会の合間に、母の古くからのお友達が営む酒屋さんに立ち寄りました。
母から「あの子のワインショップはすごいよ。」といつも話を聞いていて、いつか行ってみたかったのです。

店内には流行に流されずにセレクトされたワインと共に、驚きのバックヴィンテージの数々。
もう10年以上前のワインも多くあり、そのラインナップは圧巻でした。
このお店がなければ出会えなかったワインたち。
その時の空気や、そのワインを作った人のぬくもりに出会う機会をいただけたことは、本当に感動的でした。
「大切に守ってくれていてありがとう、出会わせてくれてありがとう。」心の中で強く思いました。

それらを見ながら、母が言っていた「あの店はすごい」の意味が分かりました。
そういうワインへの想いを含めての言葉だったのだなぁ、と。

ワインを扱うインポーターが増えれば、流通するワインの種類が増えるのは当然のこと。
だからこそ、味を見極める力と共に「自分の感性を信じること」の重要性を身に染みて思う日々です。

私は人から影響を受けやすく、もろいことを自覚しています。
だから、右から左へと洪水のような流れの中に飲まれてしまうと、気づいたときには戻れない場所に行ってしまうようで、
自分が仕事をするうえで手放してはいけない信念を守ることに必死です。
その必死さに、自分の未熟さも相まって、焦りや不安に負けそうになることもあります。(弱い。。。。)
儚いからこそ。_b0016474_16350933.jpg
この日、私が訪れたこのお店には信じた味わいをまっすぐに届ける気持ちが満ちていました。

”ワインショップに並ぶワインたちの顔ぶれは、そのままその店の個性になる。”
いつも自分の感性にまっすぐに、ワインと向き合っていきたいと思った1日でした。
今感じてる未熟さとしっかり向き合って、うろうろしながら私らしさを見つけられたらいいな、と思いました。

写真のワインは、新井順子さんのファーストリリースのワイン。
このお店の方が「これからのあなたに」とプレゼントしてくださった1本です。

宝物です。



by wineID | 2019-05-23 17:29 | 日常のあれこれ