月夜にワイン

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心の傷を癒すということ。

NHKで始まった土曜ドラマ、心の傷を癒すということを観ています。
阪神淡路大震災の折、被災した方々の心のケアに尽力された精神科医、安先生がモデルのドラマ。

このドラマを観るまで、安 克昌さんという精神科医の先生がいらっしゃったことを存じませんでしたが、
ドラマの原作でもある彼の著書『心の傷を癒すということ』の本文に書かれていた文章が印象的でした。


これまで日本の社会は、人間の「力強さ」や「傷つかない心」を当然としてきた。
しかし今後、傷ついた人が心を癒すことのできる社会を選ぶのか、それとも切り捨てていく厳しい社会を選ぶのか?
やかて被災地は、復興へと向かっていく。
しかし、〈心の傷〉を見て見ないふりをして前進することではないだろう。
多数派の論理で押しまくり、復興の波に乗れない“被災の当事者”でありつづけている人たちを、忘れ去ることではないはずである。
“心の傷を癒すということ”は、精神医学や心理学に任せてすむことではない。
それは社会のあり方として、今を生きる全員に問われていることなのである……




多くは語らないけれど、たまに話すセリフがとても優しくて落ち着きます。
「心の傷を癒すということ」はどういうことなのか。

安先生を通して、なにかひとつ誰かの力になれる種が見つかればいいなぁ。

by wineID | 2020-01-25 13:02 | 日常のあれこれ