月夜にワイン

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ジョセフ・トッター

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週末の有料試飲では、
オーストリアの造り手・ジョセフトッターさんのワインを
ご紹介しました。

ジョセフ・トッターは家族経営の小さなワイナリーで、
持続可能な農業を実現するため
葡萄栽培だけでなく、林業、農業、畜産、養蜂まで
暮らしをとりまくさまざまな生産活動を
自分自身で行う生産者です。
それに加えてビオディナミ農法で使用できる農薬(ボルドー液等)の
散布も極力控えたいという考えから、
2013年に葡萄をPIWI品種(カビや菌の耐性がある品種)に
植え替えるという徹底ぶりです。

わずか2.5ha、年間生産量5000本という規模の
とても小さなワイナリー。
はるばる三島に来てくれてありがとうねぇ。

いずれのワインも綺麗な高めの酸が印象的で、
凛とした酸のあとから
エキスを感じるやわらかな旨味が
じわじわと口いっぱいに広がります。

特に印象的だったのは
ソーヴィニエ・グリ100%の白ワイン。
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まだ硬い桃やメロンの香りに、
レモンを思わせる高い酸。
味わいの後半にはレモンピールのような
少し甘さのある余韻があります。
とても綺麗な液体です。

酸が高いので、
開けても1~2週間はもちそう。

書きながらまた飲みたくなってきちゃった。

by wineID | 2023-01-17 11:24 | ワイン