月夜にワイン

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<後編>チャコリを学ぶ、バスクに学ぶ。

日本バスク交流2023年イベントの一環で開催された、
チャコリワインイベントに参加しました!
前編の様子はこちらから

試飲会の後は、
ご招待いただいたバスク食材を取り入れた料理講座に参加しました。
こういうプロ向けの料理講座って初参加。どきどき。
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サンセバスチャン擁するバスク州。
サンセバスチャンを”美食の街”と言わせる由縁は、
バスクが豊富で上質な食材の宝庫であること。

特に有名なのは、
☑バスクのカンタブリア海産のアンチョビ
☑ビンナガマグロ
☑イバラ産の高品質唐辛子”ギンディージャ”
そしていわずもがな
Txakoliチャコリ です。


そんな地元産の上質な食材を組み合わせて作られるのが、
サンセバスチャンのバルではお馴染みの”ピンチョス”!
串にささった一口サイズのおつまみです。

中でもアンチョビとギンディージャの酢漬け、
オリーブから造られるピンチョス「ヒルダ」
ピンチョスの原型だそう。
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始めて食べたのですが、
ギンディージャの酸味とアンチョビの塩味が
チャコリの爽やかさと抜群の相性!
本当に美味しかったー!!!!!!

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講座ではバスク食材と日本の食文化の融合をテーマに、
調味料にお醤油を使ったピンチョスも。
(串にささっていなくてもピンチョスというのだそう!)

いろんな食材といろんな調味料が、
絶妙なバランスでまとまったピンチョス。
目にも美しく、口の中ではおいしいハーモニー!
ピンチョスは単なるおつまみではなく、
一口で完成する味の芸術品なのだと知ったことが
今日一番の感動ポイント。

これまでピンチョスは
”食材を串にさして食べやすくしたフィンガーフード”
だと思っていた自分をひっぱたきたい。

全体的に少し塩味が強く、
チャコリをより美味しく際立たせるピンチョス。
私の心はもうサンセバスティアン。

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この日講師を務めてくださったのは、
バスクから来たシェフと
大阪・バスク料理専門店”alarde”の山本シェフ。
最初の自己紹介の時に通訳の方が
「スペイン料理専門店のー」と山本シェフを紹介されたとき
「バスク料理です」とすぐ訂正されていたのが印象的でした。

スペインではなく、バスク。
そこにこの地域の文化への誇りを感じました。

何も知らなかったといっていいバスクとチャコリ。
そのほんの一部に触れられた、
とても豊かな1日でした。
貴重な機会に参加させていただきありがとうございました*

みんなもチャコリで乾杯しよーよ☆


by wineID | 2023-10-21 11:40 | ワイン