月夜にワイン

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小さき民との物語。

彼は言う、おむつを替えるのはいやだと。
たとえそれが寝起きのパンパンのおむつでも。

彼は言う、Youtubeで飛行機が観たいと。
それも抱っこで。くそ忙しい朝だけど。

彼は言う、ごはんを立って食べたいと。
体中に納豆をまとわせながら。

彼は言う、服を着ないで保育園に行くと。
親はタートルネックを着ているというのに。

彼は言う、私のクレジットカードを家のどこかに隠したと。
(探しまわって魚焼きグリルの中に見つけた。)

彼は言う、保育園に計量カップを持っていくと。
それも2つ。

彼は言う、チャイルドシートには断固として座らないと。
その後30分のひと悶着。そして座らないと覚悟を決めた君。

彼は言う、今日は歩いて保育園に行くと。
君は私がお昼寝用の布団を抱えていることに気付いているか?

そして歩く、歩く、歩く。
朝おやつの時間が過ぎようとも。
保育園の先生に「歩いてくるの?!」と驚かれようとも。
ご近所さんに会うたびに「歩くの?!」と言われようとも。
私が一番言いたい。
歩くの?!


彼が歩くと言ったから、富士山の美しさを知った朝。

小さき民との物語。_b0016474_11502884.jpg
要は、
朝からクレジットカードを隠され、
車に乗りたくない!といやいやが止まらないから
片道30分かけて歩いて保育園に行き、
心身ともに疲弊した、という話です。

イライラするのは大人の都合。
こちらの気持ちを試されている。



by wineID | 2023-10-30 12:04 | 日常のあれこれ