月夜にワイン

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2018年 11月 25日 ( 1 )

あなたのトリコ。

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素敵に撮っていただいたお気に入りの写真(*'ω'*)
フランス・オーヴェルニュ地方の生産者、ヴァンサントリコ夫妻が来日しました。
20代からワイナリーをはじめ忙しく働き続けてきた彼らにとって、新婚旅行以来の長期旅行となる今回の旅。
その目的地に日本を選んでくれたこと、そして三島にも立ち寄ってくれたことがとても嬉しかったです。

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今ではなかなか手に入らないほど人気生産者となったヴァンサントリコ。
彼らが住むオーヴェルニュという地域も、昔は無名のワイン産地でした。
いわゆる”自然派ワイン”という名前がまだまだ浸透していない時代だったのですから、彼らのワインを売るのは並みの苦労ではなかったでしょう。

新井順子さんは、自身でロワールに畑と醸造所を持ちながら、買い付けを行うパワフルな女性。
初めてヴァンサントリコを飲んだとき、「今はまだ若々しいけれど、このワインは絶対すごいものになる!」と確信し、
一生懸命日本に紹介し続けてきました。

「あの頃は本当に売れなかったよね。」という話になったとき、順子さんも感極まっているように見えたのは気のせいでしょうか。
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ヴァンサンもマリーもとても素敵な2人でした。
いろんなものに好奇心を持ちながら、私の拙いフランス語にも耳を傾けてくれたヴァンサン。
たぶん、笑いのつぼがちょっと浅くて、ずーっと大きな声で笑いながらいつもニコニコと笑顔のマリー。
本当に素敵な2人だなぁ、この空間はとってもとっても幸せだなぁ、と心が満たされていく実感がありました。

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本日もたくさん飲みました。

誠実にワインを作り続けるヴァンサントリコ。
ヴァンサントリコのワインを見つけて紹介し続けてきた順子さん。
その順子さんを信じ販売し続けてきた母と、ワインの美味しさに惹かれて飲み続けるひとたち。

たくさんの頑張りと、その頑張りを応援したいという気持ちが重なり合って、ワインのある暮らしが出来ていくのだなぁと、
1本のワイン、1人の生産者が日本で根付いていくその軌跡をじっくりと感じたこの日です。

多くの仕事がそうであるように、私たちのような酒屋も事業継承は大きな課題。
自然派ワインの黎明期を知っている後継者は本当に少ないです。
別に、昔を知ってるからえらいとかは全く思いません。「私は”たまたま”その歴史を小さいころから感じてきた」というだけのこと。

でも、それを感じてきた私が、こうして母と同じように仕事をしていることは何なのだろうと考えたりもします。
”たまたま”この仕事をしてるだけのことでしょうか。この問いに答えはありません。

時代は大きく変わります。自然派ワインを誰も知らなかった時代から、みんなが求める時代になりました。
売り方も、飲み方も、変わります。私は、どう変わってくのかな。


この宴から数日たっても、まだ頭の中がしあわせなぼやぼやに包まれています。
はるばる三島まで来てくれてありがとう。
2人にたくさんの幸せがありますように!と、自然と祈りたくなるような、そんな出会いでした。

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飲み会名物、Y氏のなぞメモ。これなんだっけ・・・思い出せない。




by wineID | 2018-11-25 14:59 | 日常のあれこれ