月夜にワイン

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カテゴリ:南アフリカワイン旅行記( 6 )

<南アフリカワイン旅行記>南アの文化-そのほかいろいろ-

南アフリカのことを考えると、なんだか思い出しちゃうイーグルスのホテル・カリフォルニア。
レストランやワイナリーや、いろんなところで何度もかかっていて、
私にとって、南アフリカといえばホテル・カリフォルニアです。
(もしよかったら、今回は聞きながら読んでみてください。)




えええ、ドラムが歌うの???!!!(&前奏が長い)


脱線しました。あまりにびっくりしちゃって。
ここのところワインにあまり関係のない南アフリカの文化を書いていますが、このへんでまとめ。

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この日はステレンボッシュから200km以上離れたところにあるワイナリーにお出かけ。
見渡す限りの直線道路。
南アフリカは都市部を離れるとこんな広大な景色がどかんとあり、その真中を道路が走っています。
時には100kmほどの直線道路もあるんだとか!
最初は物珍しく見ていたけれど、30分も走ればすぐ飽きます。
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こう、延々と続く道を走っていると途中サボテンが現れたり、山火事後の煙臭い山間の道も。
なんだかホテル・カリフォルニアの歌を聞きたくなるのがちょっとわかる気がする。
孤独に一人で運転してるとなおさら。先の見えない真っ直ぐな道には、哀しげな曲がよく似合う。

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だけど雄大な景色は圧倒的。いろんなところで、様々な種類の鳥や動物に出会ったのにも驚いたなぁ。
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見たことない花などの植物にもたくさん出会い、そのたびに驚いたり触ってみたり。
そんなに海外旅行してきたわけじゃないけれど、
これまで行ったどこの国とも違う、ここは「アフリカ大陸なのだ」と思わせる自然たち。
写真だとどうやっても”すごさ”を伝えられないのがもどかしい。。。

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Proteaは南アフリカの国の花。生命力あふれるその姿は、まさにこの国を象徴するような力強さがあります。
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1枚目はワイナリーの庭先で見つけたProtea。2枚めは花が開いているProtea。
ぼーっとしてると食べられちゃいそう。


また、南アフリカは”FYNBOS(フィンボス)”という自然の灌木植生地域で、膝より低い背丈の様々な植物が生えています。
山道に広がる一面のFYNBOS。
乾燥した山間部では度々大規模な山火事が発生するのですが、このFYNBOSたちは高温環境下で発芽する特性を持ちます。
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多肉植物の宝庫でもある南アフリカ。
お花屋さんで見かけるようなちょっと不思議な植物たちも、ここでは違和感なく自然に溶け込んでいます。
出かける先々で出会う風景は全く飽きが来ず、自然がもつ完全な美しさに魅了されました。
「人が作る美しさは、すべて自然の中にすでに在るんだなぁ。人間はもっと謙虚に生きねばなぁ。」とぽつり。

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自然が豊かにあるということは、自然の恩恵をよりダイレクトに感じるということ。
近年は大干ばつの影響で各地のダムが枯渇。都市部では人口増加が著しく、水の供給が追いついていません。
水不足は大問題。
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ホテルでは水場に張り紙が。
富裕層と貧困層で、水をめぐる格差も生まれているといいます。
ワイナリーでは水を大量に使用します。再利用しているとはいえ、なかなか胸が痛みます。

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涼しい日もあるとはいえど、日中の暑さはイメージ通り。
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写真はとある休日にみんなで出かけた、近所のワイナリー併設レストラン。
とてもリラックスムード。こういう昼飲みの時にはロゼが人気!
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南フランスもそうだったけど、暑い地域ではロゼを好んで飲む人がたくさんいる気がする!
そして南アフリカでは、白ワインやロゼを頼むと氷が一緒にサーブされるから驚き。
「とにかくリラックス!とにかく冷え続けていることが大事。それだけ!」と、
がっつり氷を入れて飲むひとたち。もちろん全員じゃないよ。
ソフトドリンクなら、コーラ好きが多かったなぁ。

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ケープタウンにある美しい海岸、キャンプス・ベイ。
氷入りロゼワインの魅力に気がついた場所。
暑い日差しの中では、とにかく冷え続けていることが大切!!!笑
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「地元のひとたちは何を飲むの?」と聞いたら、
最近はいろんなワイナリーがクラフトジンを作っているからジントニックも人気だし、
もちろんビール、あとコーラをラムで割ったもの(甘い)、
イギリスからいろんな種類のトニックが輸入されていてトニックを飲む人も多いみたい。

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写真はいちごとライムのサイダー?ビール?女子たちがよく頼んでいたお酒。
やっぱり甘いんだけど、いちごの香りがほんのりしてて、昼下がりにちょうどいい(^o^)
ワイナリーでの作業後に、暑い日差しの中で飲むコレ↑にはまっていました。

その土地のお酒を知ると、旅慣れた気分になって楽しくなっちゃう!
久しぶりに飲んだコーラは美味しかったぁ!

by wineID | 2019-03-30 19:27 | 南アフリカワイン旅行記

<南アフリカワイン旅行記>南アの文化-ごはんについて-

旅の印象を大きく左右するのが、食事。
その土地の食文化を知ることは、その土地のワインを知ることに繋がると思っているので大事なポイント!

南アフリカのごはんの印象は・・・量&肉&甘い&辛い。

「南アフリカの伝統料理を食べたい!」と話したら、ファインダイニング行かないと食べられないよと言われ、
この日は地元のひとたちがよく行くワイナリー近くのレストランに連れて行ってもらいました。
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注文したのは私がピザ(左)、友達は肉ワッフル(右)

肉ワッフル・・・・(爆)

いろんな民族がいる南アフリカでは、これが伝統食!というのがなかなか言いにくいと友達が言っていました。
でも大体どこのレストランに行ってもピザやサラダ、海沿いの街では魚料理やフリット、もちろんフィッシュ&チップスも。
肉ワッフルはここでしか出会わなかったです。

最初に青とうがらし(だいぶ大きい)の中にクリームチーズを入れて揚げた恐ろしい食べ物が出てきて、
そこにチリソースをたっぷり付けて食べるクレイジーなおつまみがみんな好きらしい。
衝撃的な辛さ過ぎて意識が飛んだ。

みんな辛いの大好き。そして甘いものも大好き。
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左の写真は、人参をはちみつやシナモン、たっぷりの砂糖で煮込んだもの。
右は”soet pampoen koekies” という、かぼちゃにたっぷりの砂糖を練り込んで揚げたもの。
この2つはどちらも南アフリカの家庭でも食べられている料理で、とっても甘いです。
「ほんのサイドディッシュさ。」とほほえむ笑顔が、すがすがしい。

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でも考えてみると、大学芋とかかぼちゃの煮物とかそれなりに甘いから同じかな。
味噌を持っていったら「OXOっていうジャムに似ている!」と言われ、実際に結構似ていました。
お土産で持っていった柿の種や日本茶、胡椒煎餅が大人気だったし、
南アフリカの食事と日本食って意外と類似点があるのかも。
南アフリカで多く栽培される「ピノタージュ」が醤油に合う、というのもなんとなく合点がいく気がする。

そして、念願の南アフリカ料理を食べに!
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Bobotieという料理で、キーマカレーっぽい味。
ここに、バナナやチャツネやココナッツなどを振りかけ、味変しながらいただきます。
けっこう・・・というかだいぶ量が多くって食べきるのに四苦八苦。全然ワインが楽しめない(;∀;)
「ふぅ~、お腹いっぱい!ごちそうさま」とスプーンを置いたとき、

「え、これスターターだけど?」

という声にまた意識が飛んだ。

量が多いのは南アフリカの人にとっても同じようで、持ち帰りの箱をお願いしている人もたくさんいました。
食事を残すほうが正しいマナー、という考え方もあるようで、無理に食べなくてもいいみたい。
これも旅の終盤で知ったけれど、日本人の感覚だと抵抗ありますよね。

写真見てるだけでお腹いっぱいになってきた ( ´_ゝ`)ゲフッ

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とある日はファーストフードを食べに行きました。
南アフリカに1000店以上展開しているNandosというお店。
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赤と白のソースが掛かっているのが「パップ」という食事で、日本のご飯のような存在。
トウモロコシの粉を乾燥させ、お水で練ったもの。主に黒人の人たちの食文化。
これをメインに、野菜やお肉を付け合わせる感じでした。
少しの量で満腹になるので、とてもじゃないけど食べきれない・・・・・。
滞在中にいろんなところで出会ったパップ。味が微妙に違うので、それもおもしろい。

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南アフリカ滞在中、「これ好き!!おいしい!!」と思って頻繁に食べていたのが、
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サラダ。

サラダかーい!(笑)

でも、どこのレストランで頼んでも野菜が新鮮で美味しく、
そこにかけるオリーブオイルやドレッシングもコテコテしすぎていなくて好きでした。
オリーブの木もたくさん生えている南アフリカは、ワイナリーでオイルを自家製しているところもあるほど。
ほんとに美味しかったな~。


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お世話になっていたワイナリー、ASARAのレストランの野菜は自家菜園から。
ASARAのガーデンサラダがとっても美味しくて大好きでした!
(ほとんどのワイナリーがレストランを併設していて、宿泊施設があるところも多数。)
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お庭を管理してるスタッフさん。
一緒に散歩をすると、大切に野菜を育てているのがとてもよく伝わってきます。
アフリカーンス語を教えてくれたり、私を見つけると遠くから声をかけてくれたり、
とっても優しいひと!


いろいろ書きたいことあったけど、お腹空いてきちゃったからここまで~(´∀`)

by wineID | 2019-03-29 16:22 | 南アフリカワイン旅行記

<南アフリカワイン旅行記>南アの文化-言葉について-

南アフリカってなんだか縁遠くて、私にはイメージすら難しい国でした。
「何が何だか分らなすぎて、何を心配していいのか分からない」と、
日本屈指の心配性である母をも混乱させる南アフリカの未知指数はんぱない!!

私が滞在していた短い期間で見聞きした南アフリカについて、さらっとご紹介したいと思います。
ワイン以外の情報はほとんど調べず、とりあえず来てみた南アフリカ。

まずは言葉について。

なんと南アフリカには11もの公用語があります。超多民族国家。
日本にいたら考えられないけれど、異なる言語、異なる思想、異なる宗教、異なる文化が混在する国です。
私が滞在していたステレンボッシュでは、主にアフリカーンス語と英語の2か国語を話す人が多かった印象。
とあるワイナリーで出会った地元カップルは「英語がメインで、たまにズールー語を話すくらいかな」と言っていたので、
人や場所によるみたいです。


↑アフリカーンス語で歌われている歌

オランダ植民地時代に影響を受けたオランダ語から派生した言語で、響きはオランダ語やドイツ語を思わせます。
オランダ人の観光客に聞いたら「響きは似てるけど、意味は全然分からない」らしい。
ヨーロッパ系言語の中で最も新しい言語といわれています。
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アフリカーンス語を使おう!と思い、
見よう見まねで会う人会う人に「こんにちは=クイヤ・ダハ!」と元気よく挨拶していたら、
正確には「こんにちは=クイヤ・マダハ」だったらしい。
そのうえ、
「ゆみこが使ってるのは「良いマリファナ」って意味だよ」と、わりと旅の終盤で訂正された。

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英語は普通に通じるので、都市や観光地を旅する分には全く困りません。
けどたまーにこの英語も曲者で・・・・('_')
ここにも独自に発達してきた南アフリカ英語があります。

さてさて、どういう意味でしょう。
南アフリカ英語クーイズ!

<第1問>
私 :「ハイ!元気?週末は何してたの??」
友達:「僕はブラーイしたよ!来週もブラーイする予定だよ!」

正解は「バーベキュー」のこと。
南アフリカの人たちはとにかくこのブラーイが大好きみたい。
週末何してたの?と聞くと何人かはブラーイしてました。木炭を使うのがお約束で、スーパーでも山積みで売ってました。
スパイスをたくさん使うブラーイ。めちゃうま。ガチで肉だけを食らう。
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<第2問>
友達1:「そこのロボット、壊れてたから気を付けてね!」
友達2:「あー、あそこのロボットよく壊れるよね。」

正解は「信号機」のこと。
ほんとうにロボットだと思って適当に相槌を打つと、話の辻褄が合わなくなるやつです。


<第3問>
私 :「今日は誘ってくれてありがとう。本当に優しいね!」
友達:「シェイム!こちらこそ!」

正解は、よくわからないんですけど(笑)南ア滞在中に、とにかくよく聞いた言葉でした。
辞書的には恥ずかしいという意味で使われるshameですが、南アではかわいいものを見た時や嬉しい時に多用されてました。
街角でシェイム!って聞こえたら、たぶん南アフリカ人じゃないかってくらい。


あとは、「just now」「now」「now now」っていうnowの絶妙な使い分けがあったり(←必要?笑)
OKの発音が妙に長かったり。「オオーケーーー」みたいに。これは黒人の人に多かった印象。

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オランダ語で猫という意味のde poes は、アフリカーンス語だと絶対に人に使ってはいけない悪い意味をもつ言葉らしい。

2か国語も話せるなんてインテリ。
「日本人は日本語しか話せないよ」と言ったら、
「日本は日本だけで成り立つもんね。英語話せないと仕事にならないから。」
と言われました。そうか。生きるための武器でもあるのか。


移動手段が車しかない(電車は危険だから絶対に乗ってはいけないと言われた)ので、
旅行客にとってはUberが必需品。
外国人が大切なお客さんなので、やはり英語ができるかどうかで稼ぎが変わる。

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私が利用したUberは全員黒人の運転手さんだったから、教科書通りの「オーケーーー」を連発してた。
一人だけ「オーーーーケーーーーーーーーー」をすごく長く伸ばす人がいて、
しばらくみんなで思い出し笑い。さすがに伸ばしすぎだと思う。


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これだけの多民族国家で生きていくこと。日本にいては感じることのない刺激的な日々でした。
イギリスに住む友人が「日本人はみんな同じことを考えているみたいで怖い」と言っていた意味が、ちょっと分かった気がします。
分かるから怖いこと、分からないから怖いこと、両方あるけれどね。

南アフリカの国旗、レインボーフラッグはアパルトヘイト後の1994年に制定された新しい国旗。

"Y"の字が横になった形は、国内のさまざまな人種や民族が、協調・統合されて前進することを示す。
赤色は独立のために流された血の犠牲を、黒と白は黒人と白人の平等を、
緑色・黄色・青色はそれぞれ農業・鉱業・漁業の豊かさを表わしている。
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私の名前の頭文字「Y」が入ってるみたいでうれぴ ('v')



by wineID | 2019-03-28 19:24 | 南アフリカワイン旅行記

<南アフリカワイン旅行記>本日は南アフリカも祝日なり!

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ステレンボッシュから車で30分ほど走り、ケープタウンに行きました!
港を中心に栄えたとてもにぎやかな街で、モールや飲食店街、オフィスビルが立ち並ぶ大都会。
港町にはたくさんの人がいて、ワイナリーのあるエリアとはまた違った活気があります。

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街中にはネルソン・マンデラ元大統領の肖像や壁画が点在していました。
このケープタウンの港から、マンデラ元大統領が18年間収容されていたロベン島へ向かうことができます。
島全体が世界遺産に登録されているロベン島は人気の観光スポットだそうです。
今回は行かなかったので、次回は必ず行きたいな!

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ストリートミュージシャンの後ろにもマンデラ元大統領の像が。

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今日は3月21日。日本は春分の日で祝日ですが、なんと南アフリカも今日祝日なのです。
年間12日だったかな・・・?少ない祝日が日本と重なっているなんておもしろいですね。
なんの祝日か聞いてみると、今日は「人権の日」だそう。
1960年に起きた「シャープビル虐殺事件」の犠牲者を悼むために制定されています。
国内に住む18歳以上の黒人に身分証携帯を義務化させ白人との隔離制作を行ったパス法への抗議集会で警察隊が発砲し、多くの死者を出した事件です。
アパルトヘイト関連法のひとつですね。
祝日についてネットで検索して、初めて知りました。


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南アフリカに来るにあたり、なんとなく調べてみたアパルトヘイト。
白人と非白人を分離する政策の中で、日本人は「名誉白人」として優遇されていたという記事を読みました。
レストランなどを白人と同様に使えるもので、これには南アフリカにとって日本が重要な貿易国だったという背景があったそうです。
全く知らなかった。衝撃でした。
アパルトヘイトについて「なんてひどい政策だ」としか思っていなかったけれど、日本がそこに加担していた事実を知ったからです。
その時代にはその時代の正義があったのだろうけれど、全体主義に飲み込まれていく政治はまるっきり今と変わらない。
なんと言ったらいいのか・・・・。

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ケープタウンの象徴、テーブルマウンテン。
頂上がテーブルのように平らなことから名付けられたそうです。
ガイドの方が言っていた、
「どんな歴史も静かに見守ってきたテーブルマウンテンは、国民にとって母のような存在なのです」という言葉が印象的でした。

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なんとなくぱっとしない気持ちでホテルに帰ると、見慣れた顔ぶれが「おかえり!今日はどうだった?」と笑顔で迎えてくれました。
日本人であることが彼らにどう映っているのかは分かりません。
でも、「今日はケープタウンに行ったよ!疲れたー!」と言葉を交わしながら、
南アフリカの人たちが、そして南アフリカという国が持っているただならぬ”何か”をもっと知りたいと思い始めています。

「アパルトヘイトが撤廃されたのが90年代初めだもん。これからだよ。」
と、仲良くなったワイナリーのスタッフが話していました。本当に、つい最近の出来事なんだよな。

=====
ハンナアーレントの「悪の凡庸さ」という言葉を改めて心に刻みながら、考えることをやめない自分でいたいと思う日です。

また真面目なことを書いてしまった・・・誰か読んでますか?笑


by wineID | 2019-03-22 01:01 | 南アフリカワイン旅行記

<南アフリカワイン旅行記>収穫真っ只中のステレンボッシュ。

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収穫期のワイナリーの朝は早い。
まだ暗く肌寒い朝5時。葡萄畑にはトラクターの音だけが聞こえている。
ガタガタ道を登ってくるその音が、長い1日のはじまりを知らせる合図になる。

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今年は収穫直前に涼しい日が続き、葡萄の糖度が思うように上がらなかったらしい。
本来なら終わっているはずの収穫もちょっとずれ込んでいる。
こればっかりは天候次第と分かって入るものの、葡萄畑の管理をするスタッフさんたちはちょっとピリピリモード。
山梨の葡萄畑で作業するあの人の顔がなんとなく浮かんで、しばし想いをはせる。
モノのはじまりが見えにくい時代だからこそ、売り手はこういう”現場の温度感”を大事にしなければいけないなぁ。

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「南アフリカは1日の中に四季がある」と教えてくれたひとがいた。
その言葉通り、日中は汗がダラダラ流れるほど暑く、夕方には強風が葉っぱを散らし、夜は冷え込む。
人間にとっては忙しい気候だけれど、この寒暖の差は葡萄には天国で、良質な葡萄を作るのに欠かせない条件でもある。

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この日の収穫はメルロー。ぷりっぷり!の果肉をちょっといただくと、心地よい甘さが嬉しい。
畑や葡萄の質、目指すワインの味わいによって機械収穫と手摘み収穫とわけて行われている。
手摘み収穫には、多いときには数十名の季節労働者たちが参加している。
この光景がなんともエネルギッシュ!

聞き慣れないアフリカーンスという言葉が飛び交い、陽気な音楽に合わせて歌う人々の間に、ぽつんと1人いる日本人の私。
名前なんていうの?と聞かれるのでその度に自分の名前を伝えるけれど、
聞き取るのと発音が難しいらしく、その後一度も名前を呼ばれたことはなかった。
客観的に見るとなんだかおかしいな、と笑ってしまう。我ながら、なかなかおもしろい人生。
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収穫された葡萄はすぐさま醸造所へ。
ASARAはブドウ畑と醸造所が同じ敷地内にあり、収穫後すぐに醸造できるのが大きな利点のひとつ。
ここからは、セラーで働く醸造チームにバトンタッチされる。

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1日が終わるのはだいたい夕方4時〜5時ころ。
山の向こうに沈んでいく夕日をぼーっと眺めながら、みんなで乾杯する時間。
なんともないことをグダグダ話しながら、「じゃあまた明日」と終わる1日にシンプルな幸せを感じる。

by wineID | 2019-03-20 14:18 | 南アフリカワイン旅行記

<南アフリカワイン旅行記>日本から南アフリカへ!

ワインの勉強のため、南アフリカにやってきました!
日本を出発し、ドバイを経由してケープタウンへ向かいます。およそ26時間。遠い・・・。
初めてエミレーツ航空を利用しましたが、快適すぎてくせになりそう。
日本からドバイまでは日本人でごった返す機内。
隣合わせたのはセネガルの遺跡巡りツアーに参加するという日本人の奥様。
70歳くらいの方かな?
「これでアフリカ大陸で行ける国は全制覇だわ。」とおっしゃっていて、
スタンプラリー感覚で旅するフットワークの軽さに羨望の眼差し。かっこいい。
ドバイで奥様と別れ、ここからは一人旅のはじまり。

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トランジットで利用したドバイからケープタウン行きの飛行機には日本人は私だけ。
「いよいよだ。」とちょっと緊張。

緊張感を和らげるためにさぶちゃん。

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おうおう、がんばれよぅ!って言ってくれてる。(←言ってない)

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ドバイからは10時間ほどでケープタウンに到着します。隣り合わせたマダムはドイツからの旅行客。
バカンスで度々南アフリカに来るらしく、「楽しい時間が待っているわよ」と粋な言葉をかけてくれた。
日本はどこから?と聞かれ「TOKYO」としれっと嘘をつく。

ほらほら外を見て!とマダムに促されて振り向くと、ケープタウンがもうすぐそこまで。

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「あなたラッキーね。左側からはテーブルマウンテンが見えるのよ。」とマダムが親切に教えてくれた。
この日は天気が悪くはっきり見えませんでしたが、ケープタウンを象徴するテーブルマウンテンも見えるらしい。
野性的な山肌が「大陸」を感じさせます。ああ、異国に来たのだなぁと。

「ワインの勉強頑張ってね、素敵な仕事ね。」「マダムも!よい旅を!」
と握手をして別れ、いよいよアフリカ大陸に足を踏み入れます。

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空港からは車で目的地のワイナリーへ!
ステレンボッシュにあるワイナリー、ASARA WINE ESTATEにお世話になります!

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オーナーのピートさんが昨年三島に来てくださったことでつながった今回のご縁。
若手育成に意欲的なピートさんと話し、WSETの資格を取得した実績を評価していただいたことなど、
様々なタイミングが重なったことで旅費などのサポートをいただいて来ることができました。
金銭面だけ考えても本当に有り難く、一瞬一瞬を噛みしめるように過ごしています。

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車を降りて目の前に広がるのは夢のような景色。
見慣れない山並みに緊張感と期待と・・・。これからの日々がよきものとなるように、山に向かって二礼二拍手一礼。

あと、ここに来る道中にシマウマいたけど!!!!!!!!!
南アフリカだと馬的な扱いなの?いや、馬なんだけどさ。ええええ。


次回に続く。

by wineID | 2019-03-18 10:00 | 南アフリカワイン旅行記