月夜にワイン

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カテゴリ:ワイン( 520 )

ボジョレーヌーヴォー2018

まもなくご予約開始します!
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写真は、ロワールでワインを作る日本人醸造家、新井順子さんの収穫風景。
ヌーヴォー用の葡萄収穫は終わり、仕込みも順調にすすんでいるようです。
楽しみですね^^

お祭り気分で、ヌーヴォーを飲むこの時期のにぎやかさがとても好きです。
日本人だけの文化~という声も聞こえたりしますが、
ワインを収穫するその1日のためにそれまでの364日があって、
私には到底考えつかないような大変さや苦労を超えてその日を迎えるんだと思います。

それまでの緊張感から解放されて、「ことしもおいしい葡萄ができたよー!」って声に
「ことしもおいしい葡萄をありがとー!」って拍手するような、そんな文字のない手紙のやりとりみたいで、じーんとします。
(←すぐじーんとしがち。)

1年に一度、この時期にしかワインを飲まないひともいる。
その一度を作れるってすごいって思います。
その時に私たちのような売り手が添える言葉で、一度が二度になったりしたら嬉しいなぁ。

ヌーヴォーの詳細はもうすぐご案内いたしますので、よろしくお願いします(*'ω'*)

by wineID | 2018-09-18 10:54 | ワイン

シチリアからマラビーノ!

9月11日(火)イタリア・シチリア州 マラビーノ社が来店しました!b0016474_11254121.jpg
火曜日、とおくシチリアからマラビーノの営業マン、サンティーノさんが三島にやってきました。
当日はディチョットさんでメーカーズディナーを行い、30名弱のお客様とワインを楽しみました!

実はマラビーノ社に2年前に訪問する機会をいただきました。(もう2年前!)
北イタリアのワイナリーをぐるっと一周したあと、わたしたちは飛行機でシチリアへびゅーん。b0016474_11365490.jpg
空港を出た瞬間に感じた人びとの視線のきびしさ、ちょっとした緊張感、とにかく暑い空気。
日本はもちろん、北イタリアでも感じなかった「異国感」。
味の濃いトマトに、色鮮やかな郷土料理たち。ひとなつっこい人柄と、港に停泊していたシーシェパード。笑
連れて行ってくださったインポーターの仙石さんは和歌山が拠点なので、緊張感が走ったのもよい思い出です。

ちょっと脱線しましたが、
とてもとても鮮烈なイメージは、今でも忘れることができません。

シチリアの「異国感」は、葡萄畑で一層強いものとなりました。
見事なサボテンに、サラサラと指を流れていく石灰質土壌。日本のワイナリーと全然ちがう!!!!!
どろぼう対策が畑のいたるところに仕掛けてあったのも衝撃。
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マラビーノのテロワールを特徴づけているのが、アフリカから流れ込む熱風”シロッコ”。
この風の影響を受け、夏場の気温は40℃ー45℃にも上昇し、とても乾燥しています。
そして特徴的な気候によって、エレガント、凝縮感、酸味が見事にバランスした素晴らしいワインが生まれます。

私たちがシチリアを訪れたのは6月末ころ。
北イタリア、トレンティーノ・アルト・アディジェ州ではまだ小さな小さな実を付け始めたばかりの葡萄(写真左)も、
シチリアではこんなに丸々と(写真右)。
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「気候のちがい、土地の個性ってこういうことか!!!!」と、ものすごく腑に落ちました。
品種の特徴が成長速度に与える影響もあると思いますが、それにしてもこの違いには本当に驚きました。

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マラビーノ社が位置するノートという場所は、シチリア人の血が宿る葡萄品種、ネロダヴォラ発祥の地。
ワイナリーの位置する住所には”Buonivini=おいしいワイン”と名付けられるほどの古くからのワイン産地です。
シチリアでも食されるマグロを軽くグリルしたものや、ラザニアなどとも相性抜群のネロダヴォラ。
今日何を飲もうかな~と迷ったときに、ネロダヴォラは候補にいれといてもいいかもしれませんね(*'ω'*)

そして2年ぶりのサンティーノとの再会がかなった9月11日(火)。
前日までのすさまじい雨がウソのように、涼しい秋風が心地よい1日となりました。

いつもマラビーノのワインを使ってくださっている、イルガルボさんを訪問。
そして夜は、ディチョットさんにてメーカーズディナーを開催しました!
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ビオディナミ農法を取り入れているマラビーノのワインは、するする飲めて負担感のないワイン!
サンティーノの軽快なトークとともに、楽しい夜となりました。

ご参加くださったみなさま、仙石さん、ありがとうございました!



by wineID | 2018-09-13 17:22 | ワイン

サヴォワからJulien Viana 来日!

2018年8月7日、フランス・サヴォワの生産者Cellier de la Baraterieより、ジュリアン・ヴィアナさんが来日。
三島に立ち寄ってくださり、飲食店向けのセミナーを開催しました。
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サヴォワはスイス、イタリアと国境を接し、ヨーロッパ最大のレマン湖やヨーロッパ最高峰のモンブランを擁する山岳地帯。
登山やスキーを楽しむ観光客でにぎわう観光地でもあります。
一口にサヴォワといっても、点在する湖やそこから流れるローヌ川、イゼール川の存在、また標高の違いも影響して、
気候条件は畑の位置により複雑に変化します。

白、ロゼ、赤、発泡性のワインと様々なジャンルのワインがありますが、酸味が豊かなフルーティな白ワインが主体。
高標高の産地ならではの骨格のある酸味は、サヴォワのワインを特徴づける大事な要素の一つでしょう。

サヴォワのワイン輸出量は、総生産量のうちなんとわずか5%ほど。
ほとんどが国内消費(地元消費)されているため、まだまだ認知度の低いこのエリア。
ですが近年「美食の街」として注目を浴びています。

サヴォワには1つ星、2つ星、3つ星と、数十軒のトップレストランが店を構え、
山の幸、湖の幸、豊かなチーズ文化などの地元食材がレストランを支えます。
もちろんそこに合わせるのは地元のワイン。

世界中から訪れる登山客が地元のレストランでワインや食事を楽しみ、サヴォワワインのおいしさに気づく。
その結果として、サヴォワワインが広がりを見せている、という一つの構図があります。

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そして注目を浴びるもう一つの要因は、若手生産者の台頭です。
若い世代が「世界に誇れるサヴォワワイン」を打ち出すために努力していることも、大切なポイント。
ジュリアンはまさにその若手世代の一人。25歳の若き作り手です。
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がっちりとした太い二の腕に、私の腰と同じくらいの太もも!
元ラガーマンと聞いて思わず納得。(ああ、二の腕にさわりたい・・・)
「Bonjour! Je suis Yumiko. Je suis caviste.」と、覚えたばかりのフランス語であいさつをすると、
Bonjour!と、ちょっと緊張気味のかわいい笑顔でほほえみ返しをくれました。

ジュリアンはワイナリーの息子でもなく、栽培農家の息子でもありませんでした。
これからどんな仕事に就こうかと考えたとき、昔から香りに敏感だったこともありワインに関心を持ち、モンペリエのワイン学校に進学。
通常の栽培・醸造学のほかに優秀な学生に送られる特別な栽培の学位「licence de Pro Viticulture」を修めた後、
ワイナリーでの経験を経て、サヴォワに帰郷しました。

運よく0.8haの畑を取得し、自身のドメーヌをスタートさせたのは2014年のこと。
創業時よりビオロジー栽培を採用し、2017年に最短でビオ認証を取得しています。

冒頭でも書いたように、サヴォワは山岳地帯。
機械の入れない地理的条件の中でオーガニックを採用するには、体力・気力がなければ到底ムリ!
「サヴォワをワインで表現するためには、オーガニックでなければいけないと思うんだ。」
と、まっすぐな瞳で話すジュリアンの”気力”を支える、元ラガーマンという恵まれた体格。

自分で撮った写真を見せながら、一生懸命サヴォワを紹介する姿勢がとても好感触!
輸入会社の方が「ジュリアンはとても頭がいい。そして真面目。」と紹介する意味がよくわかります。

その土地の文化をどんな形で継承していくのかは、その時代を生きる人たちの感性や感覚によるところが大きいでしょう。
簡単に仕事を済ませようとすれば済ませられる。
いくらでもやり方を選べるこの時代において、ジュリアンのような若手生産者がいることがサヴォワの宝のような気がしました。
そして、そのワインに出会えることは奇跡とさえ思えます。

彼が生き生きと生活をしているサヴォワとは、どんな場所なんだろう。きれいな場所に違いない。
ジュリアンという一人の青年のワインを通して、サヴォワの美しさにひかれている自分がいました。
ワインとは何ておもしろい飲み物なんでしょう。

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そんなジュリアンが作り出すワインを飲んだ時
「25歳でこの味わいを出されたらたまったもんじゃない!!」と、思わず口に出してしまうほどきれいな味わいに驚いてしまいました。

”ミネラル”という鉱物的な風味で形容されるサヴォワの特徴をしっかりと抑えたうえで、
山岳風景を思い起こさせるような美しく凛とした酸味、滑らかな舌触りと口当たり、そして料理の旨味を際立たせるようなピュアな果実感。
それはまるで、日本料理のダシ的なうま味を感じさせるような澄んだ味わいでした。

余韻の美しさは、翌日になってもわたしの口の中に残っているような感覚になるほど長く、きれい。
「こういうワインを年下に作られると、焦るんだよな・・・」とちょっと舌打ち。

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これからジュリアンのワインを飲むたびに頭に浮かぶイメージは、
美しいアルプスの山岳風景と、そこで毎日誠実に葡萄畑で仕事をする彼の大きな背中。
そして、心のこもったワインと地元の豊かな食材のペアリングを楽しむ世界中の旅行者たちの笑い声。

今まで「サヴォワって?ジュラ・サヴォワのサヴォワ?」という知識しかなかったのに、
この数時間を通して行ってみたい場所になってしまいました。

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この日はイルガルボさんにお願いをして、お食事とのペアリングをしながらワインを楽しんでいきました。
イタリアと国境を接し、イタリア文化の影響を受けているサヴォワだからこそ。
特に生ハム(フィノッキオ)との相性がよく、新しい発見に心躍る時間でした。
イルガルボさん、ありがとうございました^^

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最後はみんなで写真撮影をして会は終了。
若い力に元気をもらったことが何よりの収穫・・・あ、勉強になったことが大前提ですけど(;'∀')

ありがとうジュリアン!大切に、紹介していくね ^^)

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■special thanks■
手打ちパスタとあたたかなおもてなしのイタリアン

Cellier de la Baraterie 輸入会社

三島にようこそ!ジュリアン!







by wineID | 2018-08-12 12:10 | ワイン

酒井ワイナリーさん、はじめました!

ルカワインがはじまってから、ずっと扱いたかったワイナリーがありました。b0016474_18195400.jpg
山形県にある、酒井ワイナリーさんです。
初めて飲んだときから「三島のみなさんに紹介したい!」と思い続けてきたワインたちです。

先日、酒井ワイナリーさんを訪問してきました。
写真は名古山(なごやま)から眺める南陽市の美しい風景。
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酒井ワイナリーの一平社長からお話を伺い、
畑をぐるりと散歩して、改めて「酒井ワイナリーが好きだ!」と再認識しました。

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この度、ルカワインに仲間入りしました(*'ω'*)
どうぞ末永く、ご愛顧ください。











by wineID | 2018-07-27 18:35 | ワイン

*プロ向け*ワイン勉強会開催しました

今日は月イチで行っている、飲食店さま向けのブラインドワイン勉強会を行いました。
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今回から品種や産地を考えるだけでなく、

土壌や気候条件と味わいの相関や、その産地についての情報も掘り下げていけるように、
オリジナルの資料を作成しています。

ソムリエ資格を取得された方も、ブラッシュアップや振り返りにご活用ください^^


参加費は資料とワイン代込みでおひとり3000円です。
来月も開催しますので、お気軽にご参加ください♪♪


■問い合わせ
ルカワイン下里 055-983-0755










by wineID | 2018-07-24 16:17 | ワイン

観察中。

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ドメーヌ アツシ・スズキさんのトモブランKを開けてから、毎日1杯ずつ飲んで経過観察中です。
本日5日目。
香りの華やかさは落ち着いてきましたが、酸味がまろやかになって開けたてよりも甘さが感じられるように。

味わいが自分の好みドストラーーーイクすぎて、お客様への説明が押しつけがましいです。
自分で自覚できるくらい、押しつけがましいです。

美味しいなぁ・・・・美味しすぎるなぁ(*´Д`)

by wineID | 2018-07-07 12:11 | ワイン

勉強になる。

とあるワイン輸入会社さんのカタログがおもしろい。
ちょっとした紀行文を読んでいるような気持ちになれて、とても楽しい。
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とあるワイナリーの紹介文の冒頭はこう。

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仲良し3人組、という響きはどことなく微笑ましい。少年時代、とか、夏休み、といったかんじの趣がある。
しかもその仲良しみんなで手分けしてワインを造っているなんてすごくいい。
たとえばそれがカタルニア人の、いかついオジサンたちであったとしてもだ。
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光景が浮かぶ。そして、輸入会社のひとが、飲み手に届けたい思いが伝わってくる。

わたしも、こんな文章書けるようになれたらいいな、と思いました。
トイレいくときに持っていきたくなるワインカタログってはじめて。


今日は雨がすごいですね。最近雨音がすごくて夜起きてしまいます。
いつからこんなに繊細になったんだろう。(笑)

そして朝からはいった緊急速報のニュースにちょっと驚き。
なんだかいろいろ考えてしまう朝です。

by wineID | 2018-07-06 10:28 | ワイン

すごいうさぎ。

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北海道余市のドメーヌ・アツシスズキさんより、トモブランKが入荷しました!
店頭での販売は、もう少し涼しくなってからを考えています。もう少し、おやすみうさぎさん。

リリースの度に驚きと感動を教えてくれる、アツシさんのワイン。
こうしてブログを書いている中でも、グラスから甘やかな幸せな香りが漂ってきています。
なんて癒し系ワインなのだきみは!!!!!

たぶん、私はアツシさんのワインが好きすぎると思う。

by wineID | 2018-07-02 12:05 | ワイン

〔明日から〕イタリアワインセール夏!

明日からイタリアワイン夏セール開催します!
10%OFFとお得にご案内しておりますので、ぜひご利用ください。

今日は本当に暑い1日でしたね。キンキンに冷えた白ワインが飲みたいです。
体調不良で自粛していたけど、そろそろお酒、復活しようかな。にやり。
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by wineID | 2018-06-29 18:14 | ワイン

中央葡萄酒オープンカレッジへ

山梨・中央葡萄酒で行われた「グレイスワインオープンカレッジ 2018初夏」に行ってきました。b0016474_16090518.jpg

年に何度か、中央葡萄酒のワインを扱うレストランやホテル、酒屋さんを対象に開かれるこのセミナー。
栽培醸造責任者の三澤彩奈さん自ら、新ヴィンテージの特徴や土壌の個性について説明してくださいます。b0016474_16091081.jpg
写真はブドウの栽培方法について説明しているところ。
中央葡萄酒がつくる「甲州」は、山梨でよくみられる棚栽培ではなく「垣根栽培」を採用しています。
垣根栽培によりぶどうは小粒でバラ房に育つそうで、凝縮度の高いぶどうを収穫することにつながります。
この仕立てだと光合成が促進され、風通しもよいためブドウの病気を防ぐことにもつながります。
結果、収穫期に健康な状態でブドウが完熟するのを待つことにつながる、という好循環が生まれます。

発酵終了後のぶどうの澱と果汁を接触させ、ワインにうま味を与える「シュールリー」という醸造方法があります。
これは甲州種でワインを作る際に広く採用されている方法ですが、
中央葡萄酒ではこの製法を一切採用していません。(びっくり!)
その理由は、シュールリーをすることで味わいが均一的になってしまうことを避けるため。
畑で努力をすれば、醸造方法に頼らずとも葡萄のポテンシャルを最大限発揮できると彩奈さんは断言していました。
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今回のセミナーでは、甲州種の畑ごとの比較試飲に加えてそれぞれのワインに食材を合わせていきました。
このペアリングがとてもおもしろかったです!
”食事を通してその土地の風景をイメージする”ことが、このペアリングのねらい。

例えば、グレイス甲州×菜の花・リコッタチーズ・ごま(白和えのイメージ)
菜の花のにがみと、ぶどうの皮のニュアンス、後味の香ばしさとごまの風味がよく合っていました。

彩奈さんは日本の固有品種である甲州に誇りと愛着を持っていることが、その話の節々から伝わってきます。
「甲州は滋味深い品種だと思います」と話す彩奈さん。
今回菜の花を合わせたのは、甲州と同じように「滋味深さ」を感じる食材だったからという理由もあったのだそうです。
「小さいころ、父が、菜の花は千利休が愛でた花です、と教えてくれました。
 バラやひまわりを愛でたのではなく、菜の花を愛でていたところがいいですね。」
その彩奈さんの視点の持ち方に、改めて信頼のおける作り手だなぁ、と聞き入ってしまいました。
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菜の花と甲州が「やさしさ、滋味深さ」を接点につながり合った瞬間に、
飲み手はその甲州のもつイメージを、より深く、より広がりを持って理解することにつながることを知りました。
そして生産者の「こんなワインを届けたい」という気持ちにも、少し触れられるような気がしました。

とにかく天気がよくて、風が気持ちよくて、勉強になって、最高の1日でした。
フランス帰りで翌々日に山梨に行ったアクティブさに、我ながら拍手。笑

by wineID | 2018-05-16 16:58 | ワイン