月夜にワイン

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3月になると開く本。

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私は岩手県陸前高田市に大きな思い入れがあります。
この時期は、やはり、いつも以上に心がいっぱいになります。
陸前高田市に足を運ぶ中で出会った写真家の安田なつきさんと佐藤慧さん。
口だけでなく、行動で示す、愛に溢れた写真家だと思います。
なつきさんが1年に1度出すカレンダーには必ず毎年陸前高田の写真が入っているし、
お祭りの時にはもちろん無料でたくさんの写真を撮っている。
とても丁寧に言葉を紡ぎ、何か陸前高田の写真を公に展示することがあれば写真に添える言葉を地元の人に確認してもらい、
慎重に慎重に言葉を選んでいます。


今年もこの本を開きます。
「当事者でないものが語るべきか」ということに、迷いながらも自分なりに答えが出たのはつい最近のこと。
私にとって人生の大きな分岐点となったあの日を、何度も何度も心に刻もう。




by wineID | 2019-03-11 12:00 | 日常のあれこれ

ドメーヌ・レ・ドゥーテール来日試飲会へ行ってきました!


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フランスローヌ・アルディッシュのドメーヌ・レ・デューテールのワイナリーを訪問したのは去年の5月のこと。

3000人ほどが暮らす村の住宅街の先に白いキレイな建物が見えたら、それがドゥーテールのワイナリーだ。

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彼らのワインのエチケットはとてもかわいくて、見たらきっと忘れられない。
そのイラストはそのまま彼らを表しているから、初対面でもどこか懐かしさを感じたんだと思う。

小柄でぽっちゃりのマニュエルと、大柄細身のヴァンサン。
キャラが完成しすぎている(笑)

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ワイナリーの中はとてもキレイに整えられていて清潔感がある。
たくさん並べられた樽からマニュエルが試飲をさせてくれて、「軽やかで楽しいワインがいい」という彼らの目指すスタイルがよく伝わってくる。
固く考えず、天気のいい日に外で飲む姿がとっても似合う味わいだ。


私が特に好きなのが、このリーパイユというワイン。

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使いふるしたかばんに、ワインとバゲットが入っているだけのエチケット。
「リーパイユ=贅沢な食事」というワイン名とともにこのイラストが描かれているところに、ドゥーテールらしさを感じて、きゅんとしてしまう。


もともと違う仕事をしていた2人が農業学校で出会ったのは1998年。
卒業後はそれぞれ別のドメーヌで働いていたけれど、たまたま近くのドメーヌで働くようになりまた顔を合わせるようになったという。
それぞれの道でそれぞれが経験を積み、出会いから約10年後の2009年に2人のワイナリー、ドメーヌ・レ・ドゥー・テールが設立された。


離れた道を歩んでも、いつも心のどこかでお互いのことが気になっていたのだろう。
出会う人には、出会うべくして出会うのだなぁと気付かされる。


ドゥーテールは「2つの畑」という意味を持つ。

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マニュエルとヴァンサン、それぞれが違うエリアに畑を持っていることから命名されたもの。
具体的には南アルディッシュの「リュサス」と「ミラベル」というエリアだ。


それぞれの特徴は、

<リュサス>
✔フランス中央高地最南部のコワロン台地から吹き下ろす北風の影響大。
✔バザルト(玄武岩)土壌
✔フレッシュ&キレのある酸が特徴


<ミラベル>
✔コワロン台地からの北風の影響は少なく湿気がたまりやすい
✔アルジロ・カルケール(粘土石灰質)土壌
✔骨格のしっかりしたワイン


それぞれの畑からとれた葡萄を時にはブレンドしバランスを見極める。
個性の違う2つの畑を持っているからこそできる、ドゥーテールらしさの味わいの秘密だ。


そんな2人と再び会うために、ワイン輸入会社ヴァンクゥールの試飲会へ。
ワイナリー設立から10年経ってやっとの初来日ということで、気合入りまくっているらしい笑
何度説明を求められてもとにかく笑顔で接する2人の姿から、この来日を心から嬉しく思っていることが伝わってきた。
本当に無邪気でかわいらしい笑顔で、積極的にいろんな人と交流をする姿がとても素敵だった。心からこの来日が嬉しかったんだろうな。

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いつも仲良く楽しそうな2人。でも、ワインの話になるととても熱くなる2人。
僕たちのワインを売ってくれてるなんて本当に幸せ!情熱を持ち続けていこうね」
と、見つめ合ったときに感じた温かな気持ちは宝物です。


手から手へ、こういうワインをつないでいきたいな。





by wineID | 2019-03-10 22:43

この時代に求められるプロ意識の行方。

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とある紳士がミモザを届けてくださいました!
国際女性デーに合わせて、3月8日はイタリアでは男性から女性にミモザを贈る日です。
女性への感謝と敬意をミモザにのせてプレゼント。なんて素敵。

先日、テレビで卓球の試合が放送されていましたね。石川選手と伊藤選手の決勝戦、すごい気迫だったなぁ。
2人の試合の迫力もぐっとくるものがありましたが、印象に残ったのは石川選手とコーチのやり取りです。
石川選手のコーチは中国人らしく、2人の共通語は中国語。
あれだけ集中力が必要となる場で母国語ではない言葉を使うのですから、相当体に染み付いているのでしょう。
その2人のやり取りを見ながら、石川選手の覚悟とプロ意識を見せつけられて、試合以上に感動してしまいました。

どんな分野のどんな情報も、ネットで簡単に情報が手に入る時代になりました。
ワインの分野に関して言えば、消費者と生産者が繋がることも容易です。知識も求めれば手に入り、国内外問わず生産地に行くことも可能です。
そうやって現場と繋がれるからワインの世界は盛り上がるし、何より楽しい。いい時代に生まれて幸せだなぁと思います。

でもその一方で、
その盛り上がりを見ながら、酒屋の役割はなんだろうか、と考えることも多くなった気がします。

石川選手が見せてくれたプロ意識。
同じ目線で語るのはとてもおこがましいけれど、自分の能力を伸ばすために最適な環境を探し、努力する姿がとてもまぶしかったです。

さて、自分は。








by wineID | 2019-03-08 21:01

<有料試飲レビュー>カベルネ・フラン2016/ドメーヌ・ナカジマ

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3月2ー3日の有料試飲はこちらのワインをご紹介しました!

長野県東御市ドメーヌナカジマから、カベルネ・フラン2016です。


日本でこういうワインがあるの?!と驚いてしまうナカジマさんのワイン。

日本ワインの奥深さに触れられた1本でした!


Domaine Nakajima ワイナリー情報
ドメーヌナカジマは2014年に誕生したまだ新しいワイナリーです。
ルカワインでは「ペティアンアチュールロゼ」でお馴染みの方も多いかもしれません。
醸造と栽培を手掛けるのは中島豊さん。
東京で会社員として働いていましたが、フランスを旅行した際にサンテミリオンの丘に立った時に感じた「こんな風景の中で生きられたらな」という思いが忘れられず、今の道に進んだそうです。
東御のワイン事情については以前このブログで紹介しましたが、中島さんは早い段階からこの地を選んだ醸造家の一人と言えるでしょう。

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自社畑の葡萄を使用して作られるドメーヌものはとにかく生産量が少ないため、日本各地の酒屋さんでも手に入れるのはなかなか難しいです。

幸運なことにルカワインに入荷はしますが例にもれず入荷数が少ないため、一般販売はせず、このような試飲を通して皆さんにご紹介しております。

いつかもっとたくさんワインが出来たら嬉しいなぁ!


中島さんのブログ


中島さんのブログを見て驚くのは、プロ並みの料理の腕!!!
かつてはコルドンブルーに通っていたというのもダブルで驚き。
個人的に「料理が好きなワイン好き」がつくるワインと相性が良い・ω・

寡黙な人柄ながら、好きなことには徹底的に向き合うのが中島さんの性格なのでしょうか。
ワインの味わいからも、その真剣な眼差しが感じ取れる気がします。
決して熱い眼差しではないけれど、長く続くあたたかな眼差しです。


試飲レビューです。

Domaine Nakajima/CabernetFranc2016
キーワード;「裏表のない、透明感あふれるまっすぐなワイン」


とても淡いサーモンピンク。バラ、フランボワーズ、白コショウ、トマトの葉などの青さや土っぽさ。フレッシュな酸を感じる軽やかな香りがあります。
高い酸。とてもきれいで長い余韻。
軽やかでありつつも透明感があり、小手先の工作ではない裏表のない味わいです。
線の細さはありますが、ここに樹齢が追いつき果実味が増せばどれほど素敵なワインになるのだろうと想像すると楽しみで仕方ありません!

ブラインドで飲んだら、日本のワインだと言い当てる自信がありません。
まるでロワールのワインに通じる香りと風味があり、日本ワインの多様性に驚きと嬉しさを感じます。


今回は2016ヴィンテージを開けました。
香りは開き始めていますがもう少し酸が落ち着くのを待ちたいのであと1〜2年待ちたいところですが、アルコールの低さを考えると「長期熟成がおすすめです」と私は明言できないです。

開けて3日後に豆の風味が出てきます。しかし同時に、開けたてには感じ取れなかったカベルネ・フランらしい青い香りが強くなり、葡萄の個性がより感じられるようになるのでおもしろいです。


おいしさにたまげたワインでした!

中島メルローが大変なことになっていると各方面から噂が流れてきており、こちらもいつか試飲でご紹介できたらと思っております!


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ご一読くださりあちがとうございます。

来週はなんの試飲にしようかな〜

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by wineID | 2019-03-07 14:49 | ワインの感想

きょうは誰かの誕生日。

きょうは誰かの誕生日。_b0016474_00395845.jpg
我が母、誕生日を迎えました。
知ってるはずなのに、年齢を聞いて毎度驚く姉とわたし。親って永遠に年を取らないと思っている節ありますよね。

我が家からはスパークリングワインのプレゼント。
母の目の前でワインを選び、レジを打ち、お金を払い、ラッピングし、渡す。毎度雑ですみません。
姉からは、甥っ子による母の似顔絵。うわ、私以上に雑&タダやん。

ずる!!!!

甥っ子にとってはおばあちゃんの誕生日などどうでもよく、お買い物ごっこのほうが楽しそう。
でも、一緒に遊んでる母も楽しそう。

とてもほっこりな日曜日。
なんてことない日々にじーんとするようになったんだなぁ・・・・遠い目。




by wineID | 2019-03-04 00:49 | 日常のあれこれ

誰かの言葉で元気になれる。

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お昼を買いに出かけた帰り道、カモさんがちょっと早めのお花見をしていました。
写真を撮ってみるなど、ちょっとかわいいことしてみる(笑)

先日、フランスから生産者が来日しており試飲会に参加しました。
そこで大大大大先輩にあたる酒屋さんとお話する機会があり、とても元気をもらえた時間でした。

後日、その酒屋さんが「ルカワインの娘ちんは、バランス感覚がいいね」と話していたと他の方から聞きました。
意味あるのかな・・・とたまに思ってしまう毎日の積み重ねが報われた気がして、すごく嬉しかったです。

思わず言った言葉が、どこかで誰かを心底励ますことがあるんだから、私もしっかり思ったことを伝えなければ。

またコツコツ、がんばろっと(^^)

by wineID | 2019-03-02 19:37 | 日常のあれこれ